『ウルトラニッポン』をうっかり読み返してしまった
掃除をしていたら,カバーを剥がされ埋もれた書籍の一覧から『ウルトラ ニッポン』(ジョナサン・バーチャル著,野間けい子訳,無名舎。2000年11月5日初版発行)をうっかり拾い読みしてしまった。
「正統派であり、正義であり、穢れなき者たちの守護神、光の子どもたち」である清水エスパルスと「邪悪なジュビロ磐田」の1999年のJリーグ,特にチャンピオンシップを英国人の清水サポーターの立場で書かれている。読んでいて気分がいいわけはないが,1999年のJリーグについて,そしてチャンピオンシップについて書かれた唯一の書籍だろうと思う。もちろん,筆者は本気でそう思っているわけではなく,ある面ではシャレで言っているのだと思う。また,ペリマン元清水監督の悪影響も受けている。
ひさしぶりに読み返したら,懐かしく,そして同じくらいむかっ腹がたった。ペリマンは清水のフェアプレイを言うが,当時,清水のボールボーイたちは真田とかの欲求のあわせてボールを配給していたし,磐田の場合はほとんどそんな試合はなかったと思う。まあ,どう考えてもドゥンガへの審判も含めた日本人の対応はおかしかったけれど。それでも,1999年のチャンピオンチームはジュビロ磐田だという事実が,すべての暴言を許してくれる。
あれからまた遠いところへ来てしまったものだと思う。磐田の場合,あの頃とメンバーがほとんど替わっていないのが頭の痛いところだけれど。いや,高原と奥が出ていった割には余裕といえば余裕かな。
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